AWS SAP(SAP-C02)に2週間で合格した勉強方法|CloudTechだけで対策した体験記

資格

はじめに

2026年6月にAWS Certified Solutions Architect – Professional(SAP-C02)を受験し、833点で合格しました。

AWSのプロフェッショナル資格は難易度が高く、「勉強時間がどれくらい必要なのか」「実務経験が少なくても合格できるのか」と気になる方も多いと思います。

私自身、AWS案件の経験はありますが、大規模なAWS環境の設計・構築経験があるわけではありません。

これまで担当したAWS案件では、

  • AWSコンソールを利用した構築作業
  • システム構成図の作成
  • 基本設計や詳細設計

などを実施していました。

また、AWS Certified Solutions Architect – Associate(SAA)とAWS Certified Cloud Practitioner(CLF)は2020年頃に取得していましたが、現在は失効しています。

今回は短期間での合格を目指し、CloudTechを利用した問題演習中心の学習を行いました。

この記事では、

  • AWS SAP試験の概要
  • 実際の勉強方法
  • 利用した教材
  • 試験当日の感想
  • 問題を解く際の考え方

について紹介します。

これからAWS SAPを受験する方の参考になれば幸いです。


AWS SAP試験の結果

まずは今回の受験結果です。

項目内容
資格名AWS Certified Solutions Architect – Professional(SAP-C02)
受験時期2026年6月
受験方法テストセンター
受験地域東京都内
スコア833点
結果合格

合格ラインは750点になります。

決して高得点ではありませんが、短期間の学習としては十分満足できる結果でした。


AWS SAP(SAP-C02)試験の概要

AWS Certified Solutions Architect – Professional(SAP-C02)は、AWS認定資格の中でも上位資格に位置付けられています。

主に以下のような知識が問われます。

  • AWS環境の設計
  • 大規模システムのアーキテクチャ設計
  • マルチアカウント管理
  • ハイブリッドクラウド
  • 移行戦略
  • セキュリティ設計
  • コスト最適化
  • 可用性設計

試験概要は以下の通りです。

項目内容
試験時間190分
問題数75問
出題形式選択問題・複数選択問題
受験料44000円(税込)
合格スコア750点

1問あたり約2分半で解く計算になります。

しかし実際には問題文が長く、複数の要件が含まれているため、時間との戦いというより集中力との戦いになります。

知識だけでなく、「問題文から構成をイメージする力」が求められる試験だと感じました。


勉強方法

勉強期間

勉強期間は約2週間でした。

平日と休日で学習量を分けていました。

平日:10~30問程度

休日:50~80問程度

CloudTechの問題演習を中心に進め、まず300問を一通り解きました。

その後は間違えた問題のみを解き直しました。

学習スケジュールは以下の通りです。

時期内容
試験5日前(9日間)300問完了
試験3日前(2日間)間違えた問題の復習完了
試験2日前勉強しない(問題丸暗記を緩和するため)
試験前日模擬試験実施
試験当日復習なしで受験

短期間だったため、とにかく効率重視で進めました。


CloudTechについて

今回利用した教材はCloudTechのみです。

参考書の購入も検討しましたが、最終的にはWeb問題集を選びました。

理由は単純で、「隙間時間に勉強したかったから」であり、通勤時間や休憩時間など、スマートフォンから問題を解ける環境の方が自分には合っていました。

なお、CloudTechは無料会員登録で一部の問題を試すことができます。

事前に問題や解説の雰囲気を確認できるため、まずは無料登録してみるのがおすすめです。

私が利用したのは資格会員プランになります。

  • 90日間利用可能
  • 4,980円(割引後価格)
  • クーポン利用で500円割引(CloudTechのサイトにありました)

なお、他にもWeb問題集はあったのですが、解説の丁寧さで選びました。

単に「正解はこれです」で終わるのではなく、

  • なぜ正解なのか
  • なぜ他の選択肢が違うのか

まで説明されています。

AWS SAPは知らないサービスが多く登場するため、問題演習をしながらサービスの特徴を学べるのは非常に助かりました。

また、Organizationsやコスト管理系サービスなど、普段触らない分野の理解にも役立ちました。

ただ、CloudTech利用時の注意点は、自動更新であることです。

解約を忘れなければ特に問題ありません。

解約後も契約期間中は利用できるため、短期間だけ利用したい方は、申込み後すぐに解約設定をしておくのも良いと思います。


最初の勉強方法は失敗した

最初は真面目に勉強しようと思い、

  1. 問題を解く
  2. 解説を全部読む

という方法で進めていました。

しかし、この方法には大きな問題がありました。

10問解くのに1時間以上かかるのです。

さらに、解説を丁寧に読み続けるため集中力もかなり消耗します。

このままでは試験日までに終わらないと感じたため、途中から勉強方法を見直し、効率重視に切り替えました。

具体的には、

  • 正解した問題は解説を読まない
  • 間違えた問題だけ解説を読む

という方法に変更しました。

さらに、解説も全部読むのではなく、

  • 正解の選択肢
  • 自分が選んだ選択肢

だけを重点的に確認しました。

そして、

「なぜ正解なのか」

「なぜ自分は間違えたのか」

を理解することに集中しました。

AWS SAPは範囲が非常に広く、全てを完璧に理解するのは現実的ではありません。

短期間で合格を目指す場合は、間違えたポイントを効率よく潰していく方が効果的だと感じました。


CloudTechの最終結果

まず300問を一通り解きました。

その後、間違えた問題だけを再度解き直しをして、最終的には正答率100%になるまで復習しました。

もちろん問題を覚えてしまっている部分もありますが、

  • Organizations
  • 移行用サービス
  • コスト管理
  • IoT関連

など、最初は理解が曖昧だった分野もかなり整理できました。

問題演習を繰り返すことで、「このサービスはこういう用途で使う」というイメージが自然と身についたと思います。

試験前日に模擬試験を実施しました。

結果は950点で75問中4問のみ不正解でした。

模擬試験の結果を見た時点で、「合格はできそうだな」という感触はありました。

ただし、本試験は模擬試験よりも疲れます。

実際の試験では問題文が長く、集中力も削られるため、模試の点数がそのまま本番のスコアになるわけではありません。

実際に私は、

  • 模擬試験:950点
  • 本試験:833点

という結果でした。

模擬試験で高得点が取れていても、本番では集中力やコンディションの影響を受けるため、ある程度余裕を持っておくことをおすすめします。


試験当日

感想

AWS SAPを受験して最初に感じたのは、「やはり長い」ということでした。

試験時間は190分あります。

知識面よりも、長時間集中し続けることの方が大変でした。

私は残り40分ほどを残して解き終わりました。

時間的には余裕がありましたが、精神的にはかなり疲れていました。


フラグは22問付けた

試験中、見直したい問題にはフラグを付けていき、最終的に22問にフラグを付けました。

しかし、全問解き終わった頃にはかなり疲れており、「もう一度22問見直すか」という気力は残っていませんでした。

結局、そのまま終了しました。

見直し時間を確保することも大切ですが、それ以上に集中力を維持することの方が重要だと感じました。


集中力が切れた時の対処法

試験中は何度か集中力が切れました。

長文を読み続けていると、文字を読んでいるのに頭に入ってこないという状態になります。

私の場合は、

  • 軽く伸びをする
  • 椅子に座り直す
  • 深呼吸する
  • 意識して頭の中で構成図をイメージする

などを意識していました。

特別な方法ではありませんが、意識的にリセットするだけでも違います。

SAPは知識量だけでなく、問題の最後まで戦い続ける体力も必要だと思います。


私なりの問題の解き方

ここからは、試験中に意識していた考え方を紹介します。

正解かどうかは分かりませんが、結果として合格できたので参考になればと思います。


構成図を頭の中で描く

問題文を読み始めたら、まず構成をイメージします。

特に以下は明確に分類します。

  • リージョン
  • アベイラビリティゾーン
  • VPC
  • オンプレミス環境
  • CloudFrontなどのエッジサービス

頭の中に構成図を描くことで、問題文の説明が理解しやすくなります。

文章だけで考えるよりも、かなり楽になります。


インバウンドとアウトバウンドを明確にする

これは特に意識していました。

問題文によっては、

  • AWS環境がAPIを公開している
  • AWS環境から外部APIを呼び出している

の両方が登場します。

文章だけだと混乱しやすいですが、「どちらが通信の主体なのか」を整理すると理解しやすくなります。

実際、交互に説明している問題もあり「ちょっと意地悪だな」と思いました。

しかし冷静に通信方向を整理すると、選択肢をかなり絞れます。


問題文の最後まで読む

SAPでは最後の一文が非常に重要です。

例えば同じ要件でも、

  • 運用負荷を最小化したい
  • コストを最小化したい
  • 可用性を最大化したい
  • プログラム改修を避けたい

によって正解が変わります。

途中まで読んで、「これだろう」と決めつけると間違えます。

最後に何を目的としているのかを確認するようにしていました。

SAPは4択から正解を探すというより、不正解を消していく試験だと思っています。

例えば、「サーバーレス化したい」という要件なのに、EC2中心の選択肢があれば除外できます。

逆に、「プログラム改修を避けたい」という要件なのに、Lambdaへの置き換えが前提になっている選択肢も怪しくなります。

まずは消せる選択肢を探すことを意識していました。


「手動」という言葉には注意

選択肢に「手動で実施する」という記載がある場合も要注意です。

もちろん手動作業が正解になるケースもあります。

しかしSAPでは、

  • 自動化
  • 運用効率化
  • スケーラビリティ

を重視する問題が多いため、手動対応は不正解になることが多い印象でした。

問題文が何を求めているかを確認しながら判断することが重要です。


さいごに

私が一番重要だと思う対策は、長文問題を長時間解き続ける練習をすることです。

もちろんAWSサービスの知識は必要です。

しかし、それ以上に、

  • 長い問題文を読む
  • 要件を整理する
  • 最適解を選ぶ

という作業に慣れておくことが重要だと思います。

実際の試験では3時間近くにわたって長文を読み続けます。

知識があっても集中力が切れてしまえば正解できません。

そのため、

  • 問題演習を繰り返す
  • 長文に慣れる
  • 構成図をイメージする癖をつける

ことが合格への近道だと思います。

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